「日本は資源が少ないので貿易で儲けるしかない」とよく聞きます。
でもそれって本当なんでしょうか?
結論
儲けたお金はちゃんと使おう!
日本は世界一のお金持ち国だった!?
日本国内では政府の借金問題なども騒がれていますが、対外的に見ると日本はむちゃくちゃ金持ちみたいです。
参考:主要国の対外純資産額をグラフ化してみる(最新)
http://www.garbagenews.net/archives/2013421.html
参考ページにある対外純資産のグラフを見ると、日本の対外純資産は328.4兆円(平成29年末)、世界で断トツのトップです。
ちなみに対外純資産とは、貿易によって得た利益から貿易によって支払った費用を差し引いて残った、いわば海外で稼いだ貯金です。このグラフを見る限り、日本は(対外的には)世界一のお金持ちという事になるのです。
ちなみに最下位はアメリカですね、なんかもう次元が違うぐらい下に突き抜けちゃってます。
それにしても、どうしてここまで赤字になっちゃったんでしょう?
最近はITサービスとかで儲けまくっている印象があるのですが・・・
(日本が一方的に設けていたのって相当前ですよね?)
なぜ俺たち(日本国民)は貧乏なのか?
「え?でも日本に住んでて世界一のお金持ちっていう実感ないんだけど」という方、
そうですよね、私も実感ありません。(笑
これは、海外で稼いだお金が「ドル」だからですね。(他の要因もあると思いますが)
上で調べた328.4兆円という金額は、分かりやすいようにドルを日本円に換算したものです。
日本は、海外から安く材料を買って、日本で加工し、海外に高く売る、という商売を続けてきました。
海外で売るので当然支払いはドルになります。(日本円で支払ってくれるお客さんはいません)
売り上げはドルで入るわけですが、国内の従業員に給料をドルで払うわけにはいきません。
従業員の方もドルでもらっても困りますよね。
そこでドルを円に換えたいのですが、海外では円を持っている人はほとんどいないのでドルを買ってくれません。
あるとしたら、日本の輸入業者が輸入のためにドルを買ってくれる程度でしょうか?
しかし、日本の貿易は黒字(輸入で使う金額より輸出で儲ける金額が大きい)なので、どうしてもドルが残ってしまいます。
結果どうなるかというと、輸出系企業(車や電化製品など)の従業員は、一生懸命働いていっぱい外貨を稼いでも、給料としてもらえるのは日本円に換金出来た部分だけ、となります。
「働けど働けどわが暮らし楽にならず」ってやつですね。(使い方あってます?)
じゃあ、どうすりゃいいのよ?
ドルの儲けを使ってしまえばいい
ドルを円に換えられないのだから、他のものに変えるしかありません。
海外からドルで「物」を買って、日本国内で販売し、「物」を「円」に変えてから給料として支払う、という仕組みが必要になると思います。
では、何を輸入すればいいのでしょうか?
最初に思いつくのは食料ですが、食料を輸入しすぎると日本の農家さんが困るので、なるべく日本の産業に影響の少ない物が良いですね。
やっぱり燃料かな?
何か輸入にお勧めの物があったらコメント欄で教えて下さい。
そもそもドルを儲けなければいい
amazonの日本法人は、ほとんど儲けを出していないそうです。
日本法人の売り上げは、本社のシステム利用料として経費でほぼ相殺してしまうそうです。
ドルと円が逆なのでそのままでは使えませんが、何かヒントになりそうな気がします。
自動車メーカーが行っている、海外の工場で作って逆輸入は、ドル消費の観点から見れば良いかもしれませんね。
良いアイディアをお持ちの方は、ぜひコメント欄で教えて下さい。
参考
我々は何を間違え続けて来たか?1/3(動画)
https://youtu.be/_JhIyDG4vFw?t=568
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