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AI コードエディタ 3 種類を使い比べた完全ガイド:2025年最新の開発者向け選択肢

この記事は約8分で読めます。

このブログ記事は、CursorWindsurf EditorVisual Studio CodeRoo-CodeGitHub Copilotの組み合わせ)という3種類のAIコードエディタを比較し、私の実際の使用体験に基づき、それぞれの特徴、長所、短所を詳しく解説しています。

結論として、Cursorは安定性、使いやすさ、AI機能のバランスが優れており、最も万人向けのエディタと言えます。Windsurf Editorは開発者の意図理解とコンテキスト活用に優れ、コスト効率も良好です。VS Code + Roo-Code + GitHub Copilotは既存VSCodeユーザーや拡張性を重視する開発者に適しています。

あなたのプロジェクト規模や開発スタイルに合わせて、最適なAIコードエディタを選んでください。

AIコードエディタの現状と重要性

プログラミングの世界では、AIによる開発支援ツールが急速に進化しています。現在、AI駆動型のコードエディタは単なる便利ツールから必須の開発環境へと変化しつつあります。コード生成、バグ検出、リファクタリング提案などの機能が開発者の生産性を大幅に向上させる可能性を秘めています。

AIコードエディタは、プログラミング言語の構文や一般的なパターンを理解するだけでなく、開発者の意図を推測し、解決策を提案することができます。これにより:

  • 初心者でも質の高いコードを素早く作成できる
  • 経験豊富な開発者はより複雑な問題解決に集中できる
  • デバッグ時間の短縮が可能になる

開発効率の向上を目指す現代のプログラマーにとって、AIコードエディタの選択は重要な決断となっています。

Cursorの評価

Cursor画面

Cursorは、高度なAI技術を活用したコーディングアシスタントの一つです。私は無料版(月50回まで)を利用してテストしました。

良い点

  • プロジェクトのファイル構成を理解してくれる:コードベース全体を解析し、適切な提案が可能
  • 安定している:長時間の使用でも安定性が高く、クラッシュや応答不能になることが少ない
  • VSCodeとの互換性が高い:VSCodeユーザーなら違和感なく使いこなせる操作性と拡張機能のサポート

悪い点

  • サブスクがちょっと高い(月額20ドル):品質は高いものの、継続的に利用するには予算を確保する必要がある

Cursorは高度なコード補完機能を備え、自然言語からコードへの変換能力に優れています。多くのプログラミング言語に対応し、コードの説明やリファクタリング提案などの機能も提供しています。

使いやすさの面では、Cursorは特に初心者から中級者の開発者に適しています。生成されたコードに対する詳細な説明や、なぜその実装が選ばれたのかという理由を提供することで、学習ツールとしても機能します。

Cursorの公式サイトを見る

Windsurf Editorの評価

Windsurf Editor画面

Windsurf Editorは、比較的新しいAIコードエディタで、特にその直感的なユーザーインターフェースと強力なコード補完機能で注目されています。このエディタの最大の特徴は、開発者の意図を理解し、コンテキストに応じた適切な提案を行う能力です。私は有料版(月額15ドル)を利用して評価しました。

良い点

  • プロジェクトのファイル構成を理解してくれる:複数ファイルにまたがるプロジェクトでも、全体的な構造を把握し、コンテキストを理解した提案が得られます
  • 適切なファイルの修正を提案してくれる:関連ファイルまで考慮した変更を提案し、開発をスムーズに進められます
  • サブスクが安い(月額15ドル):他のAIコードエディタと比較して、コストパフォーマンスが優れています

悪い点

  • 自動のシェルコマンド実行が少し苦手:コマンドラインツールとの連携がやや不安定で、時々期待通りに動作しないときがあります
  • 使えないVSCodeの拡張機能がある(WSL系など):すべてのVSCode機能との完全な互換性があるわけではないため、特定の拡張機能がインストールできません
  • 最近ちょっと不安定(時々正常に動かなくなる):さっきまで使えていた機能が急に使えなくなって、アプリの再起動が必要になることがあります

Windsurf Editorは多くのプログラミング言語に対応しており、直感的なインターフェースでコーディングをサポートします。コード補完やエラー検出機能を備え、開発プロセスを効率化するのに役立ちます。

個人的には一番好きなAIエディタです。

Windsurf Editorの公式サイトを見る | 紹介コードで登録する

Visual Studio Code + Roo-Code + GitHub Copilotの評価

VSCode画面

人気の高いコードエディタであるVisual Studio Codeと、最近話題のRoo-Code、そして広く採用されているGitHub Copilotの組み合わせは、多くの開発者にとって強力な開発環境となります。私はGitHub無料アカウントで利用しました。

良い点

  • 自動でブラウザを立ち上げることができる:ウェブ開発において便利な機能
  • 無料でも使える(たぶん月50回):基本的な機能は無料枠でも十分活用できる
  • 設定がちゃんとできれば安定している:正しく設定すれば、安定したパフォーマンスを維持できる
  • 有料でも安い(GitHub Copilotで月額10ドル):フル機能を使うための料金が比較的リーズナブル

悪い点

  • インストールがめんどくさい:複数のコンポーネントをセットアップする必要がある
  • 設定がめんどい:最適なパフォーマンスを得るための設定が複雑
  • 提案が親切じゃない:他のAIエディタと比較して、提案がやや機械的

Visual Studio Codeの大きな強みは、その拡張性と豊富なエコシステムです。多数の拡張機能が利用可能で、様々な開発ニーズに対応できます。Roo-CodeとGitHub Copilotを追加することで、AI支援機能を既存の開発環境に統合できる点がメリットです。

Visual Studio Codeの公式サイトを見る Roo-Codeの公式リポジトリを見る GitHub Copilotの詳細を見る

AIコードエディタの選び方:使用目的とスキルレベルに応じた選択

AIコードエディタを選ぶ際には、自分の開発スタイル、プロジェクトの規模、技術スタック、そして予算を考慮することが重要です。以下の選択基準が参考になるでしょう。

プロジェクト規模と開発スタイルによる選択基準

プロジェクトタイプおすすめのエディタ理由
迅速なプロトタイピング・手軽な開発Cursorネット上の情報が豊富で手軽に使え、多様な言語をサポート
コンテキストを活かした複雑な開発Windsurf Editorプロジェクト全体の理解力が高く、複雑なコードにも対応可能
VSCodeユーザー向けの高度な開発VS Code + Roo-Code + GitHub Copilot既存のVS Code環境に統合しやすく、経験者向けで拡張性が高い

学習曲線とコスト効率

  • 初心者開発者:Cursorがおすすめ。直感的なインターフェースと分かりやすい提案で学習を促進
  • 中級開発者:Windsurf Editorが良いバランス。適度な支援とカスタマイズ性
  • 上級開発者:VS Code + Roo-Code + GitHub Copilotが最適。高度なカスタマイズと既存ワークフローとの統合

コスト比較:各AIコードエディタの料金プラン

エディタ名無料プラン有料プラン
Cursor月50リクエスト
・Pro版2週間トライアル
・2000回の補完
・50回の低速プレミアムリクエスト
月額20ドル(年払い20%割引)
・無制限の補完
・月500回の高速プレミアムリクエスト
・無制限の低速プレミアムリクエスト
Windsurf Editorプレミアムモデルクレジット5個/月
・ユーザープロンプト5個
・ツール呼び出し5個
・Cascade Baseモデルは無制限
月額15ドル
・プレミアムモデルユーザープロンプト500個
・ツール呼び出し1,500個
・Cascade Baseモデル優先無制限アクセス
VS Code + GitHub Copilot月50メッセージ月額10ドル(年額100ドル)

この比較表から、Cursorは最も高機能ですが、その分コストも高めです。Windsurf Editorは機能に対するコストパフォーマンスが優れていることがわかります。VS Code + GitHub Copilotの組み合わせは、既存のVS Codeユーザーにとって導入しやすい選択肢と言えるでしょう。

まとめ:最適なAIコードエディタの選択

私の使用体験に基づいた総合評価では、Cursorが最も万人向けのAIコードエディタと言えます。安定性、使いやすさ、AI機能のバランスが優れているためです。特に、コードベース全体を解析する能力と、VSCodeとの高い互換性は他のエディタと一線を画しています。初心者から中級者まで幅広い開発者に適しており、直感的なインターフェースと分かりやすい提案で学習も促進します。月額20ドルというコストはかかりますが、その価値は十分にあると言えるでしょう。

Windsurf Editorは、開発者の意図を理解する能力と直感的なインターフェースが魅力です。特にコンテキストに応じた適切な提案が得意で、複数ファイルにまたがるプロジェクトでも全体構造を把握した提案ができます。自動シェルコマンド実行に一部課題があるものの、コスト効率を重視する開発者には特におすすめできます。

ある程度VSCodeの利用に慣れている場合は、VS Code + Roo-Code + GitHub Copilotの組み合わせが、その拡張性と柔軟性から選択肢になると思います。初期設定の手間はありますが、一度セットアップすれば高い生産性を維持できます。

AIコードエディタは日々進化しており、機能や使いやすさも向上しています。各エディタを実際に試して、自分の開発スタイルに最も合うものを見つけることをお勧めします。とりあえずインストールして無料の範囲で使ってみてください。きっとカルチャーショックを受けると思います。

ここで紹介したエディタ以外にもプログラミングで使えそうなAIをまとめています。良ければ、【いかけん的】生成AIサービス・アプリ一覧も見てみてください。

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では、良いAIライフを~

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