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教育を考える時は、その結果を受け入れる準備が必要です。

この記事は約4分で読めます。

教育系の記事です。

普段もやもやと考えている事を記事にしてみました。

まとまりのない文章ですみません。

子ども達の教育に関して一家言ある方はぜひコメントを頂けると嬉しいです。

多様性は効率化と相反する考え方である

昭和の時代、ビジネスではいかに効率的に仕事を行うかが重視されてきました。

発展途上だった時代、一定の品質の商品を大量に普及させることが重要だったのです。

平成になり、ある程度商品がいきわたって、多様性やオリジナリティが求められるようになりました。

大量生産から少量多品種への移行です。

ここで認識して欲しい事は、「多様性やオリジナリティは効率化と相反する考え方である」という事です。

社内での会議を考えてみましょう。

一定の属性しか認めず基本的な考え方が統一されている組織の場合は、会議の際にいきなり本題に入ってしまっても大丈夫です。

同じ常識の上で議論するため勘違いによって話がかみ合わない等の問題も起こりづらいです。

多様性を重視した場合、会議では前提条件の確認から入る必要があります。常識が違う場合、話がかみ合わなく無駄な議論を長時間続けてしまうリスクがあります。

ビジネスにおいて正解がないと言われている今の時代は、効率化を犠牲にしてでも柔軟性を持ちリスクを減らす必要があるというのが一般的な考え方なのです。

本当に非効率で良いんですか?

さて、平成から令和に入り、学校教育も過渡期に入ってきています。

アクティブラーニングや試験内容の見直しなど、試行錯誤の時代です。

しかし、実際に学校で行われている内容を聞くと、ドリルの宿題や短時間で計算を繰り返す授業など、問題を速く大量に解く訓練はいまだに行われています。

昔ながらの学力試験の成績が重視される点も変わっていません。

ここで、「学校の授業は時代遅れだ、社会の需要に合っていない」と流行りに乗っかるのも良いですが、ちょっと考えて欲しい事があります。

本当に非効率で良いんですか?

実際の仕事の現場では・・・

例えばコンサルタントの仕事を見てみましょう。

コンサルタントで一番重要なスキルってなんだと思います?

色々な事例を知っている知識ですか?新しい提案ができる発想力ですか?

実は、短時間で大量の提案書を作成できる、資料作成能力なんですよ。

私はコンサル系出身の社長がいるベンチャーに入った時、資料作成にかかる時間をストップウォッチで測らされました。

これはコンサルという仕事の性質をよく表しています。

もし、知り合いにコンサル系の方がいたら、次の様な質問をしてみて下さい。

「今までお客さんに提案した内容で実際に実行してもらえたのは何割ですか?」

きっと「一割もないよ」と答えてくれると思います。

一生懸命考えて時間をかけて資料をまとめても、実際に採用してもらえるのはほんの一握りです。

内容まできちんと理解して活用してもらえるのはもっと少ないかもしれません。

では、お客さんは何にお金を払っているのでしょう?

それは「目に見える資料の量」です。

日本の経営者で目に見えない「ノウハウ」にお金を払ってくれる人はまだまだ少ないのです。

大量の資料を用意することによって「こんなに頑張って調べてくれたんだ」と喜んでもらえるのです。

そうなのです、コンサル系に限らずビジネスの現場では速く大量に処理する能力はまだまだ求められているのです。

自分たちが作り上げた教育の責任を次世代に押し付けないために

教育に関する記事を読んでいると、表面的な部分しか見ずに流行りに流されて「アクティブラーニングが~」とか「プログラミング教育が~」などと書きなぐっているものを多く見かけます。

確かに今の子ども達が社会に出る10年後にはどうなっているか分かりません。

もしかしたらAIの発展により全く予想外の方向に進んでいる可能性もあります。

とはいえ、今の世の中を回している大人たちが全員違う人間に入れ替わるというわけではありません。

この記事を読んでいる方も、その教育を受けた子ども達と一緒に仕事をする機会もあるかもしれません。

その時あなたは「今どきの若いもんはこれぐらいの仕事パッパと出来ないのか!」と文句を言わない自信はあるでしょうか?

私たちは一度その過ちを犯しています。

「ゆとり教育」です。

個人的にはゆとり教育はいい考えだと思っているのですが、社会的には失敗したと考えられています。

そして、ゆとり教育を受けて社会に出た子どもたちは、そのゆとり教育を支持した世代から「これだからゆとりは」と言われることとなりました。

私は、教育とはその社会で活動する人間全員が考えるべき課題だと考えています。

自分たちが作り上げた教育の責任を次世代に押し付けないために、

時代の変わり目である今、皆さんも少しだけ教育について考えてみてはいかがでしょうか。

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