最近Twitterで、Google AdSenseの管理画面に以下のようなメッセージが出ていると話題です。
要注意 – ads.txt ファイルが含まれていないサイトがあります。収益に重大な影響が出ないよう、この問題を今すぐ修正してください。 ヘルプ
ネット上の情報を元に対応したら、広告が表示されなくなったので、情報共有的なメモ。
2019.6.8追記:
広告が表示されました。管理画面の警告も消えました。
行った作業はこの記事内の「行った対策」にまとめておきます。
多分、対策2だけやれば大丈夫なはず。
ads.txtファイルって何ぞや?
メッセージの後ろにある「ヘルプ」のリンクを開くと説明ページが表示されます。
ads.txt による認定デジタル販売者(Authorized Digital Sellers)の宣言は IAB によるイニシアチブで、コンテンツ内のデジタル広告枠が、そのコンテンツのパブリッシャー(ウェブサイトならばサイト運営者)が認定した販売者(AdSense など)を通してのみ販売されるようにするものです。サイト運営者様は ads.txt を独自に作成することで、自サイトの広告枠の販売者を厳密に管理し、偽の広告枠が広告主に提供されるのを防ぐことができます。
要約すると、「ads.txtを作ると、貴方の認定した販売業者(この場合googleの事)の広告以外を表示しないように出来ます」という感じだと思います。
つまり、認定用の情報をミスるとAdSenseも表示出来なくなる、と・・・
追記:
下記のページによると、ads.txtは「媒体のなりすまし」を防ぐための技術の様ですね。
「なりすまし」をされることによってドメインの信頼性が下がり、広告が配信されにくくなる(または単価が下がる)って事かな?
出来ればちゃんと設定したい内容ですね。
行った対策
対策1(たぶんやらなくても大丈夫?)
アドセンスのサイト管理画面で、サブドメインを登録しました。
広告が表示されるようになりました。
管理画面の警告文は消えませんでした。
ヘルプページの「よくある質問」の「AdSense で ads.txt ファイルについてのアラートが表示されました。ads.txt に問題があるサイトを特定するにはどうすればよいですか?」(長いよ・・・)の情報から、サイト情報のページに飛び、サブドメインを追加してみました。
※AdSense管理画面の「サイト」メニューからも開けます。
管理画面に ads.txt アラートが表示された場合は、[サイト] ページでこの問題に関係するサイトの一覧を確認できます。
対策2(たぶんこれさえやれば大丈夫?)
ルートドメインにads.txtファイルを設置しました。
※最初はサイトのアドレス直下(https://www.ikaken.com)に置いていました。
管理画面から警告が消えました。(反映まで最大24時間かかります)
念のため、下で紹介しているads.txtチェッカーでチェックしましょう。
ルートドメインとは、wwwとかが付かない素のドメインの事です。
私のサイト(https://www.ikaken.com)の場合は、
ルートドメインは、「https://ikaken.com」になります。
※ヘルプページの「よくある質問」を見ると、「リダイレクトに対応している」と書いてあるので、ルートドメインをサブドメインにリダイレクトしている場合はサブドメインにファイル置いても大丈夫かも?(未検証)
というか、リダイレクトされちゃうならGoogleさんもルートドメインのファイル見れないもんね?
やらなくても大丈夫だった対策
下で紹介しているads.txtチェッカーで、
“ISO-8859-1” は誤った文字コードです。utf-8で作成してください。
と表示されましたが、特に問題は無いみたいです。
理想的には「utf-8」形式が望ましいです。
とても役に立ったツール
参考にしたサイトで便利なツール見つけました。
ads.txtチェッカー
このツールのアラートを参考に作業すれば良いと思います。
対策が取れない場合
とは言っても、ブログの設置場所によってはルートドメインにファイルを設置出来ない場合もあると思います。
その際には、以下の対応があると思います。
- サーバの管理者(業者)に対応を依頼する。
- アドセンス管理画面でサブドメインを登録する。(警告は消えないが広告は表示されます)
これらの対応も難しい場合は・・・
まあ、ぶっちゃけ「ads.txtファイル」無くても良いんじゃね?
ぶっちゃけ「ads.txtファイル」は無くてもよさげ?
ヘルプページの「よくある質問」を見ると、ads.txtファイルは無理に作る必要はなさそうですね。
警告文はうざいけど、広告が表示されなくなるよりはましかと。
※上の項目の追記でも書きましたが、基本的にはあった方がいいファイルです。対応が可能であれば、出来るだけ設置したいですね。
Q:ルートドメインにファイルを追加できません。どうすればよいですか?
A:ads.txt を使用する必要はありません。ただし、ルートドメインにすでに ads.txt ファイルが存在する場合は、ウェブマスターに連絡して、自分のサイト運営者 ID をファイルに追記してもらいましょう。
Q:Google は ads.txt をどのように使用するのですか?
A:ルートドメインに ads.txt ファイルが置かれている場合、Google はファイルの記載内容から、そのルートドメインでの広告配信が許可される Google 販売者アカウントを認識します。
お客様が特定のサイトでの広告配信をリクエストすると、Google はそのサイトのルートドメインに ads.txt ファイルがあるかどうかを確認します。ads.txt ファイルがない場合は、販売者に関する選別は行われません。ads.txt ファイルがあり、お客様のサイト運営者 ID がファイルに正しく記載されている場合は、そのリクエストに対してオークションが開かれ、配信権を獲得した広告が返されます。ads.txt ファイルがあり、お客様のサイト運営者の ID がファイルに正しく記載されていない場合は、そのリクエストに対してオークションは開かれません。
Google のシステムでは、自動チェックにより ads.txt ファイルの新規追加や更新が検出されます。ads.txt ファイルを更新または削除した場合、変更内容が Google のシステムに反映されるまでに最大 24 時間かかりますので、あらかじめご了承ください。
※つまり、販売業者の選定を行わないのであれば必要ない。
対策検討時に役に立ったページ
分かりやすい情報をありがとうございます。
コメント